ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「牢の中の貴婦人」

ついつい「へいのなかのきふじん」と読んでしまう。
文庫本は手軽に持ち運べるので、積読中な徳間の単行本を吹っ飛ばしてこれを読みました。
大人向けだなって思いながら読み進み、読後はなるほどそっち系の終わりかぁって感じ。
そっち系っていってもバウンターズともまた違うんですけど。
ああいう雰囲気だけど、よくよく考えるとゾッとする終わりっていうか。
第一どうやってデイルマークに来たのか書いてないもんねぇ。
帰るって選択肢は無いようで。
謎なのはエミリーはちっともイギリスに帰りたいとは書いてないこと。
なんだろ、ナルニア国ものがたりのチャーンのような雰囲気?*1
ところで最近のDWJ作品の翻訳は長編があらかた終わって中篇・短編に入ってるけど、クレストマンシーはまだなんですか徳間書店さん!

*1:あっこはもう終わってるけど